中小企業診断士二次試験の直前対策~いつも通りにやるために~

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今週末は中小企業診断士二次試験ですね。直前期である今の時期、一次試験と違ってジタバタしても仕方はないのですが、それでも落ち着かないことでしょう。そんなあなたのために、直前期にオススメの対策をお知らせします。

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折れない心を作る準備をする

中小企業診断士二次試験はケース問題です。1事例80分×4事例を1日で解きます。記述する文字数は700文字~800文字に渡る過酷な試験ですね。さらに、予備校でいくら対策をしていたとしても、想定外の設問が必ず出てきます。本試験はそれだけ難しく作り込まれています。何度も心が折れそうになることでしょう。

ですから、心が折れそうになることを想定し、そうなったとしても平静を保てるようにする対処を準備しておきましょう。私のおすすめは、目を閉じて5秒間深呼吸をすることです。

  • 目を閉じることで近視眼的になっている状態から強制的に脱出できる
  • 短い時間なので試験自体に大きな影響はない
  • 深呼吸で脈拍を整え、脳に多くの酸素を送り込むことで頭をすっきりさせることが出来る

これらが5秒目を閉じて深呼吸をする効果です。試験中に目を閉じるのは勇気のいることですが、二次試験は全体を俯瞰してみる鳥の目と、細部までしっかり分析する虫の目の双方が求められます。難しい設問にあたって心が折れそうになっているときは、往々にして虫の目だけに偏っている場合が多いのです。

一旦呼吸を整え、鳥の目で見ることによって新しい視点が生まれてくることもよくあります。ぜひ頭の片隅にでも入れておいてください。

経営の上位概念のキーワードをまとめておく

二次試験は各事例でテーマはありますが、すべての事例において経営戦略論が基本になっています。ですから、経営の上位概念のキーワードとその意味、そして使い方を改めておさらいしておきましょう。

  • コスト・リーダーシップ
    • コストを下げることの出来る余地はあるか
    • 他社からの追随に対する参入障壁を作れるか
  • 差別化集中
    • 顧客目線から見た他社との差別化ポイントを言語化できるか
    • 差別化したポイントは他社に真似ができないものか
  • 環境分析(機会・脅威・強み・弱み)
    • 自社にとっての機会をキチンと抑えられるか
    • 機会に対して強みを投入する流れを作れるか
    • 弱みの克服方法を作り出せるか
  • だれに、なにを、どのように、なぜ
    • 戦略のフレームワークである上記の問いに対し与件の言葉を使って100文字で記述できるか

経営戦略から各事例への流れを確認しておく

先にも記した通り、すべての事例の源流にあるのは経営戦略論です。ですから、経営戦略論を踏まえた考えを持ち、それを基本として各事例に適用していく必要があります。

たとえば、事例ⅡでB社の経営戦略をどうすべきかという設問があった場合、「だれに、なにを、どのように」に当てはめて考えたとしても、「どのように」の部分が「人事制度を作る」という組織・人事の内容を書いてしまうと、NGになります。

したがって、経営戦略論を踏まえた上で、以下にどのように落とし込んでいくかをイメージして置く必要があります。

  1. 事例Ⅰでは組織を良くしていくための評価・採用・報酬・能力開発のやり方
  2. 事例Ⅱでは新規・既存顧客に対するプロモーションや新商品・サービス展開の進め方
  3. 事例Ⅲでは生産管理の観点から見た無駄・無理・ムラを改善するための手法(情報システムを使うケースがたまにある)
  4. 事例Ⅳでは与件に明らかに書かれてある改善点と財務諸表を照らし合わせたときの改善策

経営の上位概念をいかに抑えているかが勝敗を分けるポイントになります。

直前期に無理をすると本番で実力が出せなくなりますのであまり多くをやる必要はありません。しっかりとポイントを抑えて本番に望むようにしてください!応援しています!

クレアール

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