スポンサーリンク
実は私、一橋大学のMBAを目指していまして、先日一次試験を受けてまいりました。結果、合格だったのでざっくりとその内容や情報について公開します(二次試験はまだ合否はわかりません)。
スポンサーリンク
なんで一橋大のMBAなの?
MBAと言ってもいろいろあります。Web上に転がっているのは国内MBAと海外MBAを比べた記事がほとんどでしょう。また、国内MBAでも色んな所があるので、気になるかたはあちこち調べてみるのをおすすめしますが、私が一橋大のMBAを目指したのには4つ理由があります。
イノベーションに関する研究が進んでおり、講師陣が充実していること
私の研究したいテーマが起業家精神とイノベーションに関することだったので、国内のイノベーション研究の魁とも言える一橋大学はまっさきに候補に上がりました。なぜイノベーションに関する研究をしたいかというと、中小企業診断士の支援の実態が、「対処療法的」であり、事業創造の部分が弱いからなのです。この部分を強化して開業率を挙げていかないと日本経済はますます立ち行かなくなります。その危機感から、イノベーションに関する研究をやりたいと考えたのです。
少人数のワークショップ重視で相互に学び合える環境があること
40名が定員であることもあり、学生に対して教員の数が充実しています。その中で少人数でのワークショップを中心に学べるとなれば、より深い学びが得られるだろうと考えたからです。
働きながら通えること
一橋大学のMBAは、一昨年までは全日制しかありませんでしたが、昨年から夜間MBAが開講されました。働きながら通えることは実際財政上重要ですよね。会社をやめなくても済みます。
加えて、働きながら学べるということは、MBAでの学びをすぐに仕事に活かせますし、逆に仕事での事例を学問的に分析することも可能になります。このようなダブルループを回すことができるというのも大きな理由です。
国立大学であること
私自身がずっと国公立で来たというのもありますが、なんと言っても学費が安いことが挙げられます。私大のMBAにいくと、2年で300万以上はゆうにかかります。それが国立大なので、2年で100万ちょいで済みます。これはかなりでかい。お金持ちの方ならいいですが、私はそんなにお金持ちではありませんので、国立大にしか行くつもりはありませんでした。
中小企業診断士持ってるのにMBAいるの?
私は中小企業診断士です。
以前以下の記事でも書きましたが、中小企業診断士は網羅的に経営学の基礎を学びますので、和製MBAとも呼ばれています。そんな私がなぜMBAをこころざしたか?
中小企業診断士が行う仕事の大半が、「企業の状態が悪くなってから対処療法的に手を打つ方法」担ってしまっており、ベンチャー支援や創業支援など、イノベーションに関わる部分が非常に弱いからなのです。
上にも書きましたが日本の開業率は廃業率を30年以上も下回りっぱなしです。これを上げていかないことには、日本経済の立て直しにはつながらない。そのために、創業やイノベーションに関わる部分について専門的に研究をしたいと考えたからです。
どんな問題なの?
さて、国内MBAは学校によって出題の仕方が様々です。殆どの学校が過去問を公開しているので、そちらを見ていただければ塩梅はつかめるかと思いますが、殆どが小論文です。
今回は、
- テーマ:囚人のジレンマ
- 出題数:3問(400字、400字、600字)
- 時間:2時間
という感じでした。
A4サイズの問題用紙3ページ程度に書籍からの抜粋が掲載されており、その中に書かれてある内容に対して論じよ、というものです。
覚えている範囲でですが・・・
- 第1問:(文中の下線について)もしB国が裏切ったことをA国が気づくまでに1ヶ月かかった場合、B国の利益は累積的にどのように変化するか。
- 第2問:わすれました
- 第3問:(文中の下線について)これと同じようなことは日常生活やビジネスの場面でも起こりうる。そのようなケースについて具体的に説明し、またそれを防ぐ方法がないか説明せよ。
こんな感じだったと思います。
囚人のジレンマについては経済学を学んだことがある人であれば知っているでしょうが、本試験では知らなくても問題文に詳しく説明が書いてあったので、容易に理解はできたと思います。
※私は中小企業診断士試験で勉強していたのでラッキーでした。
競争率はどれぐらい?
私の受験した経営管理研究科は一次試験の受験者数が200名弱でした。で、合格したのが104名。つまり一次試験の合格率はほぼ50%ということになります。
二次試験はここから40名に絞られるので、全体で見ると約20%が合格率と言えるかと思います。他の大学がどうかはわかりませんが、私が以前勤務していたグロービスなんかは合格者400名もいるそうですし、人気大学院なので競争率も高そうです。
何れにせよ、自分が何を研究したいかをはっきりさせてから大学院は選んだほうが良いでしょう。
二次試験のレポートはまた今度ということで!
スポンサーリンク
コメント