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転職に限らず、日常会話でも将来の夢の話になったりすることがあると思います。そのときに、具体的に夢がないとき、どのように考えればよいか困ることでしょう。こちらでは、将来の夢まで行かなくても、自分自身の目標をどのように設定していくかについてご説明します。
キャリア設定の心構え
転職する、しないにかかわらず、自分自身のキャリアアップには、「自分の頭で考え、自分言葉で発信する力」が求められます。 ここでいう「思考力」は、「あらゆる経験や事象を様々な観点から分析(多面性)し、解釈し、さらに自分の行動に落とし込んでいく力」です。
ではどうすればよいのか?
これまでのご自身のご経験を一度きちんと整理し、一歩も二歩も踏み込んで、そこから何を学んだのか、今後にどう活かせるのかを「解釈」しましょう。 頭の中で考えるだけではなく、「書く」ことも大切です。本当にそれでよいのか?と、一度自分の解釈を「疑い」、さらに理解を深めていきましょう。
今までの成功体験と学びの棚卸しをする
今までのご自身の経験の中で、以下を思い出して棚卸ししましょう。
- 「これは成功だったな」と思うこと
- 「なぜそれを成功と思うのか」の根拠
- なぜ成功させることができたのか
- その経験から学んだこと、今活かしていること
たとえば、私の体験の1つであれば以下のような感じになります。
成功体験 | 成功と思う根拠 | なぜ成功できたか | 学び |
事業部改革プロジェクトを成功に導き、事業部を黒字体質に変えたこと | 赤字から黒字に事業部の業績を転じたことに加え、組織全体を動かし、良い方向に持っていくための仕掛け作りに仕事の面白さを感じたから。 | 事業部の中で可視化できるものをすべて可視化し、安全性、効率性、収益性の経営分析を行った上で収益性改善計画を提案できたため。 | 論理的な分析力 多くの人との調整力 |
今までの失敗体験と学びの棚卸しをする
先程は成功体験でしたが、失敗体験も同じように
- 「これは失敗だったな」と思うこと
- 「なぜそれを失敗と思うのか」の根拠
- なぜ失敗したのか
- その経験から学んだこと、今活かしていること
を言語化してみましょう。たとえば、私の場合ですと以下のようになります。
失敗体験 | なぜ失敗と思うか | なぜ失敗したか | 学び |
知らないことを素直に知らないから教えてほしいと言えなかったこと | わからないことはすぐに回りに聞かないと、手遅れになることがあるから(ビジネスはスピードが勝負) | 周りに頼ることは周りに迷惑をかけることだと考えて一人で閉じこもっていたため。 | 調べることも大事だが、スピードが優先なものは調べるよりもすぐ人に聞くようにする。 |
なぜその体験をしたのかを深掘りする
次に、先程皆さんにあげていただいた成功体験と失敗体験について、「なぜその体験をすることになったのか」について考えてほしいのです。成功体験と失敗体験は、みなさんがご経験された数多くの体験の中でも心の中に強く残っているもの。
では、その経験を何故することになったのかについて考えてみましょう。心の中に強く残っているのであれば、その経験をするにあたり、みなさんは何かしらの意図を持っていた可能性が高いのです。
たとえば、私の場合は以下のような感じです。
経験 | 経験をした経緯 |
事業部改革プロジェクトのリーダー経験 | 自分の所属する組織をもっと良くしていきたいと日頃から上司に話をしていたことが事業部長に伝わった |
やりたいこと、その根拠、やる上で留意することをまとめる
最後に、ご自身のやりたいこと、その根拠、やる上での留意点をまとめます。これは何をもとにまとめるかというと、以下のような感じです。
- ご自身のやりたいこと → 強く印象に残った経験をした経緯をもとにする
- やりたいことの根拠 → 強く印象に残った経験の経緯がなぜ起こり得たのかを深掘りして考える
- やる上での留意点 → 成功体験と失敗体験の学びから深掘りして考える
たとえば、私の場合は以下のような感じになります。
やりたいこと | やりたい根拠 | やる上での留意点 |
自分の所属する組織を活性化したい | 一日の大半を過ごす仕事の時間を再紀行に楽しいものにしたいから | 周りの人に配慮しつつ、スピードを最優先する |
サラサラっと書いていますが、私はこれを最初にまとめるのにノート10ページにわたって多くの問いを立て、自問自答を繰り返しました。どのような問いを立てられるかが非常に重要になってきます。
やりたいことが見つからない方も多いと思います。という私も、特に何か非常にやりたいことが最初からあったわけではありません。仕事を通じてさまざまな経験をさせていただくことで少しずつやりたいことが見つかっていったほうです。しかし、やりたいことは早く見つけたほうが良いのは間違いありません。25歳で「私はこういうことがやりたいんです。理由は○○です。」という人と、30歳で「私って何がやりたいかはっきりしないんですよねぇ・・・。」と言っている人ではどちらが魅力的に映るかは一目瞭然ですよね。
ぜひこちらのブログの問いを参考に、自問自答を繰り返してみてください。
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