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突然ですが、私、本が大好きです。子供の頃はそれはそれはマンガが大好きで、家には大量のマンガがありました。年をとるに連れて、小説、ビジネス書と読むようになり、今では年間に読む本のうち5割がビジネス書、4割がマンガ、1割が小説といった感じです(年間大体50冊程度なので、多読というわけではありません)。
そんなわけなので、家の本棚には入り切らずキャビネットに無理やり押し込んでしまっていました。最初から電子書籍を買えばいいじゃんと言われそうですが、私は本を読むときにペンで色々とメモをしながら読むので、電子書籍だとちょっと具合がわるいのです。
それでもさすがに増えすぎたので、思い切って電子化することにしました!そこで最初にやったのが自炊サービスの比較です。
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書籍の自炊サービス比較
書籍の電子化は著作権法上グレイな部分が多いので、自分でスキャナー(富士通のScanSnapを使う方が多い)と裁断機を購入して個人の範囲で電子化している方も相当数いらっしゃるようです。しかし私は極力ものを持ちたくないので、電子化サービスをやっている事業者にアウトソーシングすることにしました。
最初にやったのは、複数の事業者の比較です。Google先生に聞いてみて、いくつかピックアップして分類すると以下のようになりました。
BookScan | 電子化本家 | スキャンピー | 電子書籍化サービス24HR | Snapbook | |
URL | https://www.bookscan.co.jp/ | https://www.densyoka.jp/ | http://scanb.jp/ | http://scan24hr.com/ | http://snapbook.jp/ |
一冊の値段 | 100円 | 200円~350円 | 80円(250冊まで) | 240円(表紙・タイトル・OCR込:500ページまで) | 100円(~350ページ) |
表紙 | あり | あり | あり | あり | あり(50円/冊) |
OCR | あり(100円/冊) | あり(50円/冊) | あり(80円/冊) | あり | あり(50円/冊) |
納期 | 決裁後約2か月 | プラス50円/冊で5営業日納品 | プラス80円/冊で2営業日納品(50冊まで) | 45日 | 3日(100円/日で当日対応あり) |
カラー | あり | あり | あり(100円/冊) | あり | 記載なし |
ファイル名変更 | あり(50円/冊) | あり(30円~50円/冊) | あり(250冊まで無料) | あり | あり(50円/冊) |
わかりやすさ | わかりやすい | わかりやすい | 普通 | 会員制のためややわかりづらい | 普通 |
支払方法 | カード/銀行振込 | 銀行振込/PayPal/楽天ペイ/代引 | 銀行振込/PayPal | カード/銀行振込/PayPal | 銀行振込/PayPal |
納品形式 | PDF/DVD-R/USBメモリ | PDF/DVD-R/USBメモリ | PDF/DVD-R | PDF/DVD-R | |
廃棄方法の明記 | あり | なし | なし | なし | なし |
付帯サービス | 閲覧用アプリ、閲覧端末用最適化サービス | 初回無料お試し | 閲覧端末用最適化サービス | Amazon/楽天/ブックオフからの直送 | 書籍返却オプション |
なぜBOOKSCANを選んだか?
多くの事業者がいる中で、私はBOOKSCANを選択しました。主な理由は以下の通りです。
- OCR・カラー・表紙つきにした場合のトータルコストが安い
- 付帯サービスが魅力的
私の場合、ほとんど手に取らなくなった書籍の電子化ですので、納期がかかってもあまり問題ではありませんでした。そんな中、多くの事業者が短納期を謳っているにもかかわらず、納期がかなりかかるということはそれだけ丁寧に作業をしているということ、加えて人気もあるであろうと想像できます。以上のことから、品質も信頼できると判断して選択しました。
↓BOOKSCANのポータル画面(とてもスタイリッシュで、サービス内容もわかりやすい)
使ってみてどうだった?
価格
電子化する対象の書籍を数えるとだいたい100冊程度でした。会員登録をしてオプションを選択し、冊数を入力すると見積もりが出てきます。約2万円でした。まぁこんなもんかな、という感じです。
- 今まで場所をとっていた書籍がなくなってフリースペースが増える
- 本棚を買い増してお金をかける必要がなくなる(本棚のスペースも不要)
- 必要な書籍をタブレットからすぐに呼び出して読むことができる
- 書籍の中を検索できる
などなどのメリットを考えると、安いものかな、と。
品質(OCRなど)
PDF自体の品質にくわえ、OCRの認識品質、PDFのダウンロード速度、Webサイトの安定度なども品質の一つとして考えると、私の評価は以下のようになりました。
品質項目 | 評価 | 詳細 |
PDF自体の品質 | 〇 | 表紙も含めきれいで容量も数MBと適度 |
OCR認識品質 | 〇 | 誤認なく検索可能 |
Webサイトの安定度 | × | 3回に1回はポータルにアクセスするとエラー画面になる |
PDFダウンロード速度 | △ | 1ファイルずつしかDLできず、複数DLしようとするとエラー画面に遷移する |
付帯サービス品質 | × | iPhoneに最適化されたPDFは読めたが、iPadに最適してもDLできず |
PDFをダウンロードする環境や、閲覧するための付帯サービスがの品質が正直低いと言わざるをえず、残念な印象が残りましたが、PDFそのものの品質を見れば満足度がたかかったので、まぁよしとしました。
私の場合、ビジネス書を主にスキャンしたので、基本的にパソコンからPDFを呼び出して必要な個所を検索しながら読むという読み方が殆どです。ですから、PDFの品質が高い点については十分満足のいくものでした。
納期
申込みをして決裁後に書籍をすぐに送付できるわけではなく、スキャンをする予定期日がメールで送られてくるので、その日に合わせて宅配便で送る必要があります。このあたりがちょっと手間ですね。2か月もたてばどの本を送る予定だったか忘れてしまう可能性もあります。電子化ラインの自動化・迅速化と合わせて検討いただけると嬉しいなぁ。
実際どうやって使ってる?
書籍の閲覧自体は頻繁に行うものではないものの、必要な時にさっと見ることができる必要があるので、残念ながらBOOKSCANの付帯サービスはちょっと利用するには厳しいかなと判断しました。
しかし、世の中には優れたPDFビューワアプリが山のようにあるので、それを使えばよいかなと。
というわけで、私はSideBooksというアプリを利用しています。Dropboxと連携でき、ダウンロードした書籍の閲覧方法も細かく制御できるのでお勧めです。
いかがでしたか?付帯サービスはちょっと残念な結果になってしまいましたが、PDFの品質という観点で見るとBOOKSCANにとても満足しています。人気なのも頷けますね。電子書籍が当たり前になっている今日でも、紙の書籍じゃないとだめだーっていう私みたいな人はまだまだいるはず。ご参考にしていただけると幸いです。
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コメント
先日snapbookを利用しました。書籍が斜めになったり、横向きになったり、ひどい仕上がりでした。修正を依頼しても変わらず、挙句の果てに「弊社でできるクオリティのサービスを提供させていただいております」と言われ、これ以上の修正は致しかねます、と修正を断られました。質が非常に悪いため、二度と利用しませんし、みなさんもsnapbookだけは利用しない方がいいと思います。