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「自分を変えたい」
誰しも一度は思ったことがあると思います。そして、自分で自分を変えることでしか人生を切り開くことはできません。なぜなら、自分が他人を変えることができないのと同じように、他人によって自分が変わることは基本的にないからです(影響を受けることはあります)。
ではどうやれば自分を変えることができるのか?
その答えは、シンプルに一つだけ。「習慣化する」ことです。
そんなのわかってる、それが一番難しいから困ってるんじゃないか、と皆さん思うことでしょう。そのとおりです。習慣化と簡単に書きましたが、これが一番難しい。なぜなら、人間は弱い生き物であり、「ちょっとぐらいいいか」という誘惑に負けてしまうからです。
今回は、この難易度が高い「習慣化」をどうやって実現するか、そしてどうやって自分を変えていくかを実体験を交えて説明します。
習慣化を助ける2つのポイント
まず、習慣化をするにあたり、重要なポイントとして「簡単にできることから始める」というのがあります。簡単にできることから少しずつハードルを上げて続けていくうちに習慣化する、という方法です。しかし私はあえてこれにもう一つポイントを加えたいと思います。それは「場所を決める」というものです。
簡単にできることから始めると、最初の方はスイスイ進みます。しかし、ちょっとした壁にぶち当たると、「今日ぐらいはいいか」と諦めるのも簡単になってしまうのです。ちょっとずつ積み重ねるからこそ、やめるときもハードルが低いのです。
だったら、やめるハードルを上げてあげれば良い。そのためには、習慣化したいことをする場所を決めることです。たとえば、筋トレを習慣化したいなら、家でやるのではなくジムに強制的に行く。英会話を習慣化したいなら英会話レッスンに通う。何か試験に合格したくて勉強するなら、決まったカフェなど決めた場所でやる、などです。
この場所を変えるというポイントは、大前研一さんもずっと以下のように言い続けています。
決意の無駄打ちをしないで、自分を変えるにはどうしたらいいか。私が昔から使っている簡単な方法が3つある。時間配分を変えること。住む場所を変えること。そして付き合う人を変えることである。
住む場所を変えるまではしなくても、「やりたいことをやる場所を今とは変えて固定させる」だけで十分です。
では、私が自分自身を変えるために習慣化した具体的な方法について、家の外と中の場所について説明していきます。
家の外での場所を決める
最初は家の外での場所を決めることについて。
私は33歳のときに中小企業診断士の資格を取得しました。足掛け約3年、合計3,000時間勉強しました。中小企業診断士試験の勉強方法については以下の記事にあるので参考にしてみてください。
一日約4時間の時間を捻出し、勉強していたのが、当時働いていた職場の近くにあったスタバの一人席です。朝出社前にその席で1時間、仕事が終わって3時間。休日は朝から夜まで同じスタバにこもって勉強していました。大事なのは、「スタバが勉強する場所である」ということを自分の脳に刷り込ませることです。
仮に場所が決まっていなかったらどうなるか?
「今日どこで勉強しよう?」と考えているうちに「あぁ、勉強大変だなぁめんどくさいなぁ」となり、「今日ぐらいはやめてもいいよね」となって、そのうち勉強しなくなります。
場所が決まっていたら、「とりあえず勉強場所に行こう」となります。すると脳が「この場所は勉強する場所だ」と思いこんでいるので、勉強以外やることがなくなって勉強するしかなくなります。
私の場合は資格取得のための勉強でしたが、たとえばこれがダイエットだとしたら「決まったコースをジョギングする」、語学だとしたら「決まったクラスを受講しに行く」などになります。
家の中での場所を決める
とはいえ、2021年現在のコロナ環境下において、外出がしづらいのも事実です。そういう場合は、家の中での場所を細かく決めておきます。
よく睡眠不足の人に「ベッドに睡眠に関する以外のものを持ち込まない」というアドバイスをされたりするのをテレビなどで見ますが、それと同じです。
たとえばわかりやすいところでいうと、テレワーク。食卓でやってたりベッドでやってたりしていませんか?気分を変えるために時々食卓などでやるのはいいと思いますが、食卓は食事をする場所です。ですから、テレワークをするデスクを確保して、基本はそこで仕事をしましょう。
私は現在外資系企業に勤務しており業務で英語が必須ですのでオンラインで英会話のレッスンを受けています。毎日30分のオンライン英会話はテレワークを行っているデスクで、しかも毎朝かならず7:30~と決めています。それだけでは足りないので、シャドーイングのスマホアプリを使ってシャドーイングのトレーニングを行っています。
このトレーニングは、リビングにあるソファで行えるように、ソファにイヤホンマイクを置きっぱなしにしています。シャドーイングはソファで寝転がってやるもの、と脳に覚え込ませているわけです。
また、ベッドで読書をすることが多いので、本はベッドに置くことにしています。本を読むと眠くなるので、誘眠剤としての役割も果たしています(笑)
このように、家の中と家の外それぞれで、どこで、何をやるかを厳格に決めておくことで、脳が「この場所はこれをやることだ」と思い込んで、決めたことをやりやすくなります。これが、習慣化をやりやすくするための最も簡単な方法です。
是非試してみてください。
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