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4社経験した私がお伝えする転職ノウハウ。
今回は「明確に志望企業が決まった」人向けに、人事担当者が見て通しやすい職務経歴書の書き方をお伝えしたいと思います。
「今の仕事、何となくしっくりこないな。転職考えてみようかな」という方は、以下の記事をご覧ください。
さて、志望企業が決まったら出さなければいけないものが2つあります。
- 職務経歴書
- 履歴書
この2つですね。ほとんどの企業はこの書類で1回目の選考をします(コンサルティング企業の中には、Webテストを最初に受けさせるところもあります)
人事の中途採用担当社も日ごろから大量の職務経歴書を見ていますから目が肥えています。ですから
- 簡潔でだれが読んでも誤解なく理解できるか
- 他の人との違いが明確に書かれているか(要はほかの候補者との差別化)
- やってきたこと、やりたいこと、成果が明確か
などがポイントになります。
これらのポイントを踏まえて、通りやすい職務経歴書について説明していきますね。
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人事担当が知りたい順に章立てを作ろう
人事担当者は、それこそ大量の職務経歴書を毎日見ています。Webから直接応募されてくるものもあれば、転職エージェントを経由してくるものあります。転職エージェント経由のものは、推薦書までついてくるものだから、さらに読まなければいけないものが増えます。
そんなこんなで、人事担当者は職務経歴書におぼれておなかいっぱいというのが実情なのです。
そのような人たちに「お!?」と思ってもらうための職務経歴書を書かないといけません。まずこれを抑えておきましょう。
職務要約
冒頭に書くべきは、職務の要約です。A4の半分ぐらい、大体500文字ぐらいで今までの自分を簡単に、簡潔にまとめましょう。人事担当者は職務経歴書に埋もれておなかいっぱいであることを忘れずに、この部分に心血を注いで書いてください。ここをきちんと書けば、残りの部分も興味を持って読んでもらえます。裏を返すと、冒頭に職務要約がなかったり、職務要約の内容がピンと来ないと、極論そのあとは読んでもらえずボツにされる可能性もありますので要注意です。
基本的には時系列に沿った書き方でよいのですが、注意すべきは
- 自分自身の仕事上の信条はなにか
- いつ何をやったかよりも、なぜそれをやったのか
- やったことによって学んだことは何か
を盛り込むことです。私の職務経歴書を一部抜粋すると以下のような感じです。
●●株式会社でSEおよび営業を経験したのち、××株式会社にてコンサルタントとして勤務。その後、△△株式会社および◆◆株式会社にてクラウドサービスの戦略立案と販売推進を行っている。
ITを活用した顧客の経営課題の解決を自らのミッションとし、●●株式会社では**システムプロジェクトにおいてプログラマからプロジェクトリーダーまでを経験。顧客の経営により近いところで仕事をするために営業に転じたのちは売上○○億円を達成し、社長賞を受賞した。
お客様企業の経営環境の変化に応じたITコンサルティングとプロジェクト実行を得意としている。
かなり端折りましたがこのような感じです。特に、自分が仕事を行う上で大事にしている価値観(信条)は人事担当者や同僚となる人もとても気になる部分であり、他の候補者はあまり書かない部分ですのでここで差をつけましょう。信条がはっきりしていたら、信条や価値観に従って歩んできたキャリアを書いてい行けばよいのです。
コアスキル
職務要約で「私はこんな信条を持ったこんな経験をしてきた人間です」をお伝えできたら、自分のアピールポイント「今まで培った経験でこんなことができます」をアピールしましょう。
できたら3つぐらいにまとめるとよいと思います(3つ以上になると細かくなりすぎて頭に入りきらないため)
たとえば、私の場合であれば以下のように書いています。
- 多部門横断のプロジェクトをリードするリーダーシップ
- 市場や顧客および社内情報を分析して問題を発見するリサーチ力
- 社内外で多数の人を動かし問題を解決するファシリテーション力
アピールしたい気持ちはわかりますが、あまり細かくなりすぎないように、少し位抽象的になっても3つぐらいにまとめましょう。また、アピールポイントは、職務要約で触れた経験に基づいていることも重要です。
職務詳細
職務要約の内容を詳しく書いていきます。職務要約で興味を持ってくれた方はこの部分をきちんと読んでくれますから丁寧に書いていきましょう。丁寧といっても長々と書くということではなく、
- 担当した業界や役割
- 自分のミッション
- 出した成果
を簡潔に書いていきましょう。もし書けるようであれば、苦労をしたことや、苦労をどのように乗り越えたかも付け加えるとよいかもしれません(ここは面接で必ず聞かれますので)。
学歴、資格
まとめてしまいましたが、第2新卒の方であれば、人事担当も学歴や資格の部分に目を通してくれるかもしれませんが、30代をこえるとこの部分にはほとんど目を通してくれません。ですので、事実をさらっと書くようにしておきましょう(私は30を超えて転職しましたが、中小企業診断士資格が面接の中で出てきたことは一回もありません)。
2ページに抑えよう
さて、章立てと書くべき内容はだいたい理解できたと思いますので次はそれをどのぐらいの量で書いていくかです。何度も言いますが、人事担当者は職務経歴書に埋もれておなかいっぱいです。できたら長い職務経歴書は読みたくないのです。
だから、長くなったとしても2ページに収めるようにしてください。私のように4社近く経験していたらそれだけ書くものが多くなってしまいますが、それでも何とか2ページに収めるようにします。
2ページであれば裏表1枚ですから、読むほうもストレスなく目を通すことができます。
あくまで読み手の立場に立って書くようにしてください。
職務経歴書は自分の分身です。ですから、転職の機会がなくても定期的にアップデートすることをお勧めします。私は1年に1回は更新をするようにしています。そこで、「あれ?この1年自分あまり成長していない・・・。」という愕然とした事実に気づくこともあるわけです。
しかし、気付ければまだいい方です。次にきちんとチャレンジをすればよいわけですから。
職務経歴書は定期的にアップデートするようにしましょう。
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