とりあえず起業してみよう

お金
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いきなり何を言い出すのだと思われるかもしれませんが、何かやりたいことがあるのであれば、とりあえず起業してみませんか?

起業=会社をつくるということではなく、自分自身のサービスを作ってお金を稼ぐ仕組みを作ると考えていただければハードルはだいぶ下がるかと思います。

なんでこんなことを言い出すかについてご説明しますね。

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これからはマルチステージの人生になる

リンダ・グラッドンさんは著書『Life Shift』の中で、以下のように述べています。

平均寿命は医学の進歩とともにこれからも伸び続ける。現在20代の人のうち半数は100歳を超えるだろう。現在40台の人も半数は90を超えるまで生きる。そうなると、今までのような「学業 → 就業 → 老後」という3ステージは崩壊する。老後資金が足りなくなるからだ。

そして、それに代わって以下のような多様な働き方をその時々に選択するマルチステージの人生に代わっていく(べきである)。

①エクスプローラー

②インディペンデント・プロデューサー

③ポートフォリオ・ワーカー

この考え方は2017年に一気に日本中を駆け巡り、今や政治家も企業もテレビCMもどこを見ても「人生100年」と謳っています。一過性のブームのように見えますが、日本は世界一の長寿国であり、平均寿命は右肩上がりに緩やかに上がっているのです。

加えて、医療費の高騰があります。高騰する医療費を抑えるため、医療は治療から予防にシフトしていくでしょう。参考までに、以下が日本の医療費の推移です。

平成27年時点で40兆円を超えています。日本の国家予算の一般会計が大体100兆円ぐらい。その中には医療費を含む社会保障費も含まれています。医療費を削減するのは国家的な課題でもあるわけですね。したがって、医療は治療でお金をかけるより、以下に病気にならないかの予防医療にシフトしていくと考えられるわけです。

そうなると、ますます平均寿命は延びます。人生100年は決して一過性の物ではなく、私たちの目の前に現れた新たな課題であり、希望でもあるのです。

国が副業を後押ししている

2018年、厚生労働省がモデル就業規則を「副業容認」の形に改定し、国策として副業解禁を推し進めていくことが明確になりました。つまり、副業は国のお墨付きをもらっているわけですね。起業の就業規則もこれからどんどん変わっていくことになるでしょう。あ、ちなみに私の勤めている会社は30年前から兼業を認めています。

しかし、ここで悩んでしまうのが真面目な日本人。いままで会社の言うとおりに働いてきた人が、「自由に副業やっていいよ」と言われた瞬間、何をすればよいかわからなくなってしまうというのはよくあることです。日本人は命令に忠実に従い、自分の頭で考えることをある意味放棄してきた民族ですからある意味仕方ありませんが、これからはそういうわけにはいきません。

自分の頭で考え、自分の強みやキャリアを分析し、顧客の価値になるものを提供していくことが求められる時代になってきたのです。

何をやるか?

ここまで書いておいて終わりだと言いっぱなしになってしまうので、いくつか取り組みやすい副業を上げておこうと思います。

  1. ブログやInstagram、YouTubeなどでアフィリエイト収入を得る
  2. 金融投資を行い、キャピタルゲインやインカムゲインを得る
  3. 休日などにアルバイトを行う

細かく挙げると山のようにありますが、ざっくり行ってしまうとこの3つですね。特に2については、副業という意識なくやっている方も多いでしょう(「業」の定義は、「継続的にその仕事に従事すること」ですから、2は厳密にいうと副業には当たらないかもしれません。

ですが、金融について勉強をしてファイナンシャルアドバイスを行ったり、保険募集人の資格を取って保険代理業をやるとなるとまた話は変わってきます。

このように、これからの時代はマルチステージの人生を以下に楽しく泳ぎ切るか、以下に楽しくお金を稼ぐかが重要になってきます。ご自身が今までされてきた経験で得たものを棚卸しておくとよいでしょう。

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