新入社員研修やってきました

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ある企業様の新入社員の皆さん向けにロジカルシンキング研修をやってきました。2日間かけてガッツリ頭を使っていただきました。一番驚いたのは吸収の早さです。教えたことをあっという間にものにしていました。他にも何点か気づきがあったので記録として残しておきます。

とても礼儀正しくて素直

生まれた年代で○○世代などとラベル付するのは私個人としてあまり好きではありません。その世代にも色んな人がいるのに一括りにされて片付けられてしまうような気がするからです。

ですから、今回研修でお相手をした新人さんたち(世代で言うならZ世代)についてどういう感じだったかをお話しますね。研修をさせていただいた企業様は、8年近く新人の採用を控えており、昨年からまた取り始めたとのこと。昨年ちょっとおとなし目の人を取りすぎた経験から、今年は元気のいい子を多めに採用したとか。そういう事前情報もありましたが、想像以上にとても礼儀正しくて、積極的で元気もあり、そして素直な子たちでした(子たちって言うともう自分が完全におじさんになってしまっていることを痛感しますね・・・)。

素直というのがとてもいいとことで、こちらの説明することをキチンと聞いてそして実践してくれるんですね。講師としてこんなにやりやすい受講生はいません(笑)。

2日間みっちり頭に汗を書いていただきましたが、しっかりとついてきてくれました。

言われたことをそつなくこなす

私の提供する研修のスタイルは、原則として「教えるのではなく、問いを投げて考えてもらう」スタイルです。ですから、講師はファシリテーターに徹し、たくさんの設問を皆さんに投げ、考えて議論して、そして発表していただきます。

なぜこのスタイルを取っているかというと、学習効果が一番高いからです。人間、自分からやってみることではじめて学びが生まれます。本を読んでもその中身を忘れてしまっては読んでないのと同じ。他の人に話したり、ブログに書いたり、また私のように講義で活用してはじめて「学んでいる」と言えるのです。

今回の受講生の皆さんにも、私作成のオリジナルの問いをたくさんやっていただきました。代表的なものだけでも以下のような感じ。

  • なぜ論理的に考える必要があるのかについて3分考えご自身の考えを書いてください
  • ロジカルシンキングのプロセスを踏んで、「新車の購入を奥さんに認めてもらうには?」という問題に5分で取り組んでください
  • あなたにはデートに誘いたい人がいます。どうやってアプローチしますか?

ロジカルシンキングのプロセスを踏んでもらうので、ピラミッドストラクチャを作るワークがほとんどです。これ、結構慣れないと難しいのですが、意外とそつなくこなしてくれました。飲み込みが早いんですね。若いって羨ましいw

ピラミッドストラクチャーについてはこちらをご覧ください↓

自分から思考して問いを投げる点については少し弱い

一方で課題も見つかりました。自分から考えて質問をする、という行為自体がすごく少なかったように感じたのです。本当に質問することがなかったのなら良いのですが、受講中に私がワークを見て回って、詰まってそうな受講生に問いかけると、予想通り困っているとのこと。わからないことは何でも効いてほしいのですが、「何が」「どのように」わからないのか、を言語化するというのに慣れていないようでした。

テレビで池上彰さんが「良い質問ですねぇ~」といっています。あれは決め台詞でも何でもなく、本当に良い質問だからなんです。良い質問というのは、議論をしている内容を更に深掘りすることができますし、その深掘りによって周りの人に新しい気づきを与えることができます。

ですから、講師はわからないことはわからないと素直に聞いてほしいんですね。そのうえで、具体的な質問をしていただけると、受講者自身の理解も深まるのでとてもGoodです。

私自身も今回の研修で「質問力を鍛える」ことの重要性を再認識することができました。これでコンテンツを作ってみても面白いかもしれません。

今回の企業様の研修はこれで終わりですが、階層別の研修などの機会もありそうなので、引き続きコンテンツを磨いていきたいと思います。

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